読めない刻印もプロが正確に評価!ジュエリー・貴金属特有の刻印一覧
お手持ちのリングやネックレスの内側に、小さく打たれたアルファベットや数字の「刻印」。そこには、ジュエリーの素材や純度を示す重要なメッセージが隠されています。
有名ブランドのロゴや「Pt900」「K18」といった代表的な刻印はご存知の方も多いかもしれませんが、中には「PAT」や「IRID.PLAT」など、一見しただけでは意味が分かりにくい特殊な刻印も存在します。実は、こうした見慣れない刻印にこそ、思いがけない価値が眠っていることがあるのです。
本記事では、ジュエリーに打たれている様々な刻印の意味について詳しく解説します。当店では、こうした貴金属特有の専門的な刻印の価値を正確に評価し、プロの目でしっかりと見極めます。「この刻印は何だろう?」と迷われた際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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貴金属の刻印が持つ意味とは?
お手持ちのリングの内側やネックレスの留め具などをよく見ると、極小の文字や記号が刻まれていることに気がつくはずです。これらの「刻印(ホールマーク)」は、そのジュエリーの素材、純度、メッキの有無、あるいは製造国やブランドを示す「身分証明書」のような役割を果たしています。
刻印の意味を正しく読み解くことで、お手持ちのジュエリーの本当の価値や、アレルギーのリスク、正しいお手入れ方法が分かります。ここでは、ジュエリーによく見られる代表的な刻印とその意味を分かりやすく解説します。
[特殊な素材・ブランド・規格の刻印]
P.T.D
ジュエリーの査定や整理をしていると、プラチナ製品に「Pt900」ではなく「P.T.D」という珍しい刻印を見かけることがあります。これは、かつて国内最大手だった「ジュエリーマキ(三貴)」が、自社製品のプラチナを示すために使用していた独自の表記でPt900/850相当として扱われます。
「P.T.D」は、素材がプラチナ合金であることを示しています。現在主流の「Pt(プラチナ表記)」とは異なりますが、当時のメーカー基準で品質を保証するために刻まれた、ブランド特有のサインとも言えます。
P5 SV95
ジュエリーマキの製品には、プラチナの「P.T.D」以外にも、シルバー製品に「P5 SV95」(またはSV950)という独特な刻印が施されているものがあります。
この表記は、主にシルバー95%(SV950)をベースにした素材であることを示しています。 頭に付いている「P5」という符号は、メーカー独自の管理コードや、表面にプラチナ仕上げ(プラチナコーティング)を施していることを指す場合が多いのが特徴です。
PWG9
ジュエリーマキ特有の刻印。「パラジウム・ホワイト・ゴールド」の略称で「パラホワイトゴールド」とも呼ばれています。金の純度が「9金(K9)」であることを示しています。
金にパラジウムやシルバーなどを独自の比率で配合し、安価ながらもプラチナのような白い輝きと耐久性を持たせた素材です。
PLAT
「PLAT」という刻印は、単なる古い表記ではなく、特にアメリカ製ジュエリーにおいては非常に厳格な基準を意味することがあります。
① 国際基準と「95%」のルール
アメリカの連邦取引委員会(FTC)のガイドラインでは、数字を伴わない「PLAT」または「PLATINUM」という刻印のみを打つ場合、純度95%以上(Pt950以上)でなければならないと定められています。つまり、海外ブランドやアメリカ製のジュエリーにこの刻印がある場合、非常に高純度なプラチナである可能性が高いのです。
② 日本の古い刻印との違い
一方で、昭和期の日本で作られたジュエリーにも「PLAT」刻印は多用されてきました。こちらは現在のJIS規格(Pt900など)が定着する前の「プラチナ合金」全般を指す呼称として使われていたため、実際には純度85%(Pt850)前後であるケースも少なくありません。
「PLAT」という刻印を見かけたら、そのジュエリーが「いつ、どこで作られたか」が価値を見極める鍵となります。
欧米のヴィンテージやブランド品であれば、純度95%の高級仕様。
日本の古いメーカー品であれば、純度85〜90%程度の慣習的な表記。
IRID PLAT
イリジウム・プラチナ。プラチナにイリジウムを混ぜて強度や硬度を高めた合金です。
PAT
Patent(特許)の略。そのジュエリーの独自デザインや、留め具などの機構が特許を取得していることを示します。
tecnigold
イタリアの大手ジュエリー製造メーカー「テクニゴールド社(Tecnigold S.p.A.)」のメーカー刻印です。
足金(AU990相当)
金の含有率が99.0%以上であることを示します。中国の国家基準における「純金」の最低ラインです。
千足金(AU999相当)
金の含有率が99.9%以上であることを示します。かつて中国で最も一般的に使われていた「純金」の最高規格です。
万足金(AU999.9相当)
近年見られるようになった表記で、金の含有率が99.99%以上(いわゆるフォーナイン)であることを示します。
海外製ゴールドに刻まれた「3桁の数字」
海外のジュエリーには、日本の「K18」のような表記ではなく、「900」「850」「800」といった3桁の数字(千分率)が刻まれていることがあります。
900(K21.6相当)
金含有率90%。東南アジアや中近東の宝飾品、金貨などに多い高純度なゴールドです。
850(K20.4相当)
金含有率85%。一部の国の工芸品やアンティークジュエリーに見られます。
800(K19.2相当)
金含有率80%。ポルトガルなど欧州の一部で標準規格として使われています。
これらは国際的に通用する金性表記であり、一般的なK18(750)よりも純度が高いのが特徴です。その分、重量あたりの価値も高くなります。 海外製は、数字の横に国ごとの検定印(ホールマーク)が並ぶことも多く、日本の製品よりも色が濃く黄色味が強い傾向にあります。
[金(ゴールド)の純度を示す刻印]
Au375┃9金(純金37.5%)
Au416┃10金(純金41.6%)
Au585┃14金(純金58.5%)
Au750┃18金(純金75.0%)
Au916┃22金(純金91.6%)
Au999┃24金(純金100%)
カラット(24分率)表記 日本では最もポピュラーな表記です。KはKaratの略です。
K9┃9金(純金37.5%)
K10┃10金(純金41.6%)
K14┃14金(純金58.5%)
K18┃18金(純金75.0%)
K22┃22金(純金91.6%)
K24┃24金(純金100%)
[プラチナ・パラジウムの刻印]
プラチナ(Pt)表記
Pt850
プラチナ純度85%(日本のジュエリー基準の最低ラインとされることが多い)
Pt900
プラチナ純度90%
Pt950
プラチナ純度95%(ハイブランドや国際基準として多い)
Pt1000 (Pt999)
純プラチナ(100%)。※現在は国際基準に合わせてPt999表記が一般的です。
Pm
古いプラチナの刻印(1980年代以前)。純度が不明確で、Pt850未満であることも多いです。
Pt
数字の記載がないプラチナ刻印。古い製品や海外製品に多く、正確な純度は専用の検査が必要です。
[パラジウム(Pd)表記]
Pd500┃パラジウム純度50%
Pd900┃パラジウム純度90%
Pd950┃パラジウム純度95%
Pd999┃純パラジウム(100%)
[シルバー(銀)の刻印]
PS
プラチナ・シルバー。プラチナとシルバーを混ぜ合わせた合金です。
🅂
シルバー(Silver)の略。ただし、アクセサリーによってはステンレス(Stainless)を意味する場合もあります。
Sv925
シルバー純度92.5%。アクセサリーとして最も一般的な純度です。
Sv950
シルバー純度95%(ブリタニアシルバー)
Sv970
シルバー純度97%
Sv1000 (Sv999)
純銀(100%)
STERLING SILVER
Sv925と同義。「本物」「信頼できる」という意味を持つ、高品質なシルバーの証です。
[メッキ・金張りに関する刻印]
GP
Gold Plated(金メッキ)。真鍮などの表面に薄い金の膜を張ったものです。
GF
Gold Filled(金張り)。金メッキの数十倍の厚さの金を圧着したもので、剥がれにくく高級感があります。
GEP
Gold Electroplated(電気金メッキ)。電気分解を用いてメッキを施しています。
GR
Gold Rolled(金張り)。GFとほぼ同じ意味合いです。
GS
Gold Shelled(金張り)。これもGF等と同様に金張りを示します。
RGP
Rolled Gold Plate(金張り)。真鍮などを芯地にして金を圧着したものです。
HGE
Heavy Gold Electroplate(厚めの電気金メッキ)。通常のGPよりも厚くコーティングされています。
M
ミクロン(Micron)。メッキや金張りの厚みの単位です。
1M┃1ミクロン
3M┃3ミクロン
5M┃5ミクロン
1/10
製品の総重量に対する金の割合を示します(例:1/10 18K GFなら、総重量の10分の1が18金)。
[その他のシルバー系(要注意)刻印]
G SILVER
ジャーマンシルバー(洋白)。名前にシルバーと入っていますが銀は一切含まれていません。銅・亜鉛・ニッケルの合金です。
SILVER G
シルバーベースの金メッキ(Silver + Gold Plated)。土台がシルバーで、表面が金メッキです。
SILVER F
シルバーベースの金張り(Silver + Gold Filled)。土台がシルバーで、表面が金張りです。
[各国の公式ホールマーク(検定印)]
日本のホールマーク
独立行政法人造幣局が品位を証明した証。「日の丸(日本の国旗)」と「ひし形の中に純度を示す数字」が刻印されます。
イタリアのホールマーク
「☆(星マーク)+ 製造者番号 + 県名のアルファベット2文字」の組み合わせで構成され、どこの誰が作ったかが特定できるようになっています(例:☆ 15 VR)。

フランスのホールマーク
動物の頭などのシンボルマークが特徴です。18金は「ワシの頭」、プラチナは「犬の頭」、シルバーは「ミネルヴァ(女神)の頭」と定められており、一目で素材が分かります。
買取品目 買取実績 一覧
金・プラチナ・貴金属 / ダイヤモンド・宝石・色石 / ブランドジュエリー / ブランドバッグ・小物 / ブランド服 / ブランド腕時計 / 金歯 / メッキアクセサリー・真珠・パール / 切手 / はがき / 収入印紙 / 商品券 / 金券 / 株主優待券 / 図書カード / ビール券 / 旅行券 / テレホンカード / オレンジカード / クオカード / 携帯電話・スマートフォン / 玩具・鉄道模型 / ライター / サングラス / ブランド文具・食器 / ブランドコスメ・香水 / カメラ / 古銭・古紙幣・外国コイン / 金貨 / 骨董品 / 絵画・掛軸 / 香木 / ブランデー・ウイスキー・シャンパン etc











