金は10年後いくらになる? 専門家予想から考える「今売る・待つ」の正しい判断 高値が続く今だからこそ知っておきたい、金相場の未来【いちふじ新城】
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金は10年後いくらになる?
専門家予想から考える「今売る・待つ」の正しい判断
高値が続く今だからこそ知っておきたい、金相場の未来
J.P.モルガンのように強気の予想を出す機関もあれば、Reutersのアナリスト調査のようにもう少し慎重な数字を示す調査もあります。つまり「未来は誰にも断定できない」というのが、今の金相場における一番正直な答えなんです。
だからこそ大切なのは、「当てる」ことよりも「今の自分の金がどれくらいの価値なのか」を知っておくこと。この記事では、専門家予想の中身から、10年後を考えるときの視点、そして「売る・待つ」を決める前にできることまで、じっくりお伝えしていきます。
金相場の未来を「正確に当てる」のはなぜ難しいの?
「金相場 今後」「金 10年後」と検索している方の多くは、「そろそろ売り時なのかな」「でも、もっと上がるならもったいないかも」と迷っていらっしゃるのではないでしょうか。ですよね、その気持ち、とてもよく分かります。
まず知っておいていただきたいのは、金の値段は「株価のように会社の業績から計算できるもの」ではないということです。金そのものは配当も利息も生みません。ですので専門家がどれだけ分析をしても、最終的には「戦争が起きるかどうか」「世界の中央銀行がどれだけ金を買うか」「アメリカの金利がどう動くか」といった、誰にも完全には予測できない要因に左右されます。
金価格だけでなく「ドル円」も日本の価格を左右する
もうひとつ見落とされがちなのが為替です。金は世界共通でドル建てで取引されているので、日本での金価格は「海外の金価格 × ドル円レート」で決まります。つまり、海外で金が値上がりしても、同時に円高が進めば、日本円で見た金の価格はそれほど上がらない、ということも起こり得るんです。
「金は上がり続ける」も「もうすぐ暴落する」も、どちらも言い切れない
ニュースやSNSでは「金はまだまだ上がる」「そろそろバブルだ」といった極端な意見をよく見かけます。でも実際の専門家予想を見比べると、強気の見方と慎重な見方が両方存在していて、ひとつの正解に収束しているわけではありません。ここを最初に押さえておくと、この後の内容がぐっと分かりやすくなります。
2026年、金相場は今どのあたりにいるの?
まず現在地を確認しましょう。金相場は2026年に入ってから、かなり大きく上下しています。1月に過去最高値をつけたあと、夏にかけて大きく調整(値下がり)し、そこから8月にかけてまた急に反発する、という荒い展開になりました。
数か月単位で見ると「調整と反発」を繰り返している
1月の史上最高値からは大きく値を下げた時期があった一方で、そこからの戻りもかなり力強いものでした。つまり「一直線に下がっている」わけでも「一直線に上がっている」わけでもなく、上がったり下がったりを繰り返しながら、高値圏を維持しているというのが実際のところです。
「高値だから売る」だけでは判断できない理由
ここで大切なのは、「今が高値だから急いで売らなきゃ」と焦る必要はない、ということです。金相場はこれまでも、高値のあとに一時的な調整を挟みながら、また戻る、という動きを繰り返してきました。目先の値動きだけを見て一喜一憂するより、「自分の金が今どのくらいの価値なのか」を落ち着いて確認することの方が、ずっと意味があります。
専門家はこれからの金価格をどう見ている?
ここからが今回の記事の中心です。世界の大手金融機関やアナリストたちは、今後の金価格についてどのような予想を出しているのでしょうか。代表的なところを、噛み砕いてご紹介します。
J.P.モルガンはかなり強気
アメリカの大手金融機関J.P.モルガンは、今後数年にわたって金相場が上昇していくという、比較的強気な見通しを示しています。理由としては、各国の財政不安、通貨の信頼への懸念、地政学的な緊張、そして中央銀行による金の買い増しが続いていることを挙げています。
UBSは「上がるが、一直線ではない」という見方
スイスの金融大手UBSも、中長期的には金相場に前向きな見方をしています。ただし「一気に上昇し続ける」というより、「上がったり、やや調整したりを繰り返しながら高値圏を維持する」という、比較的現実的なシナリオを示しているのが特徴です。
Reutersのアナリスト調査はもう少し慎重
通信社ロイター(Reuters)が複数のアナリストに調査した結果は、J.P.モルガンほど強気ではなく、もう少し落ち着いた水準の予想になっています。同じ「金は今後も底堅い」という方向性でも、専門家によって「どこまで上がるか」の見方にはかなり幅があるということですね。
World Gold Council(WGC)は「長期の期待リターン」で考える
世界の金業界団体であるWorld Gold Council(WGC)は、2025年から2040年までの長期でみた金の期待リターン(年あたりの伸び率の目安)を示すモデルを公表しています。これは「毎年必ずこの通りに上がる」という予言ではなく、あくまで長期平均としての参考値です。
なぜ専門家によって予想価格に大きな差があるの?
ここまで読んで、「結局どれを信じればいいの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実はこれ、専門家がいい加減なわけではなく、金価格を左右する要因があまりに多いからなんです。中央銀行の動き、金利、為替、地政学リスク……これらの組み合わせ次第で、シナリオはいくらでも変わります。だからこそ「幅を持って捉える」ことが大切なんですね。
専門家は、何を見て金の未来を予想しているの?
「専門家予想」と聞くと難しく感じてしまいますが、実は見ているポイントはシンプルです。ひとつずつ、身近な言葉で説明しますね。
① 世界の中央銀行が金を買い続けている
ここ数年、世界各国の中央銀行が、外貨準備(もしものときのための資産)として金を買い増す動きを強めています。これは「ドルだけに頼るのは不安」という気持ちの表れとも言われていて、この流れが金の値段を下支えする大きな要因になっています。
② 「ドルだけを持つことへの不安」
アメリカの財政赤字や借金への懸念が強まると、「ドルや国債だけを持っているのは心配」と考える投資家や国が増えます。そのとき代わりの受け皿として選ばれやすいのが金、というわけです。
③ 金は簡単に「増産」できない
金の価格が上がったからといって、鉱山会社がすぐに採掘量を増やせるわけではありません。新しい鉱山を開発するには、調査や許認可、資金調達だけで何年もかかります。欲しいときにすぐ供給を増やせない、という点も、金の価値を支える理由のひとつです。
④ 逆に「金が下がる条件」も存在する
もちろん逆風もあります。たとえばアメリカの金利が高いまま長く続いたり、ドルが強くなったり、世界情勢が落ち着いたりすると、金の魅力は相対的に下がります。金は「絶対に上がり続ける資産」ではない、ということも、公平にお伝えしておきたいポイントです。
1年後・5年後・10年後、金価格はどうなる?
2027年——比較的具体的な予想が出ている期間
1〜2年程度の近い将来については、金融機関ごとに具体的な数値予想が出ています。ただしその予想にも、強気な見方と慎重な見方でかなりの幅があります。「これが正解」とひとつに絞り込むのではなく、「レンジの中で動く可能性が高い」くらいに捉えておくのがちょうど良い距離感です。
2030年——専門家予想より「シナリオ」で考える時期
4〜5年先になると、機関ごとの具体的な価格予想はぐっと少なくなります。この時期を考えるときは、「いくらになるか」を当てにいくより、「上昇が続く場合」「高値圏でもみ合う場合」「調整が入る場合」といった、複数のシナリオで頭の中を整理しておく方が現実的です。
2035年——10年単位で見えてくること
10年というスパンになると、短期的な戦争やニュースよりも、「中央銀行が金を持ち続けるかどうか」「世界経済がどう成長するか」といった、もっと大きな構造の話が重要になってきます。WGCの長期モデルでは、金の長期的な期待リターンをインフレ率を上回る水準として示していますが、これも「必ずそうなる」という保証ではありません。
10年後の金価格を「一点」で予想してはいけない理由
ここは、この記事で一番お伝えしたいことのひとつです。「10年後、金は1gあたり◯万円になります」と断言する情報を見かけたら、少し注意が必要です。専門家であっても、10年後を一点で言い当てることはできません。だからこそ「未来は分からないもの」という前提に立ったうえで、今できる判断を考えることが大切なんです。
日本の金価格は「海外の金価格」だけでは決まらない
先ほど少し触れましたが、ここは特に大切なところなので、もう少し詳しくお話しします。
日本の金価格 ≒ 海外の金価格 × ドル円レート
金の国際価格はドル建てで決まり、それを円に換算したものが日本国内での価格の目安になります。つまり、たとえ海外の金価格が上がったとしても、同時に円高が進めば、日本円で見た金の価格の上昇は抑えられてしまう、ということが起こります。
| 状況 | 日本円での金価格への影響 |
|---|---|
| 海外金価格 上昇 + 円安 | 大きく上昇しやすい |
| 海外金価格 上昇 + 円高 | 上昇が相殺されることがある |
| 海外金価格 横ばい + 円安 | 円安分だけ上昇することがある |
| 海外金価格 下落 + 円高 | 大きく下落しやすい |
「金が上がる」と「日本の買取価格が上がる」は同じではない
この違い、意外と知らない方が多いんです。「海外ニュースで金が最高値って言っていたのに、日本ではそこまで実感がない」と感じたことがあれば、それはこの為替の影響かもしれません。逆に言えば、海外の値動きだけでなく、為替のニュースも一緒にチェックしておくと、より実感に近い相場観が持てるようになります。
金相場、3つのシナリオで考えてみる
未来を一点で当てることはできませんが、「起こり得るパターン」を整理しておくことはできます。ここでは3つのシナリオでご紹介します。
シナリオ①:金価格が大きく上昇するケース
世界的な財政不安や地政学的な緊張が続き、中央銀行の金買い増しも継続する場合です。この場合、金相場は今よりさらに高い水準を目指す可能性があります。
シナリオ②:高値圏でもみ合うケース
世界経済が大きく崩れることもなく、金利も極端な変動をしない場合です。この場合、金相場は大きく下がることも一気に上がることもなく、高い水準を保ちながら上下する展開が考えられます。
シナリオ③:大きく調整するケース
アメリカの金利が高止まりし、ドルが強くなり、世界情勢が落ち着いた場合です。この場合、金から資金が離れて、価格が下落する可能性もあります。
3つのシナリオに共通する、たったひとつのこと
どのシナリオが実現するかは、正直なところ誰にも分かりません。だからこそ、「当てにいく」のではなく、「どのシナリオになっても後悔しない判断をしておく」という考え方が、実はいちばん現実的なんです。
「もっと上がるかもしれないから、今は待つ」は本当に正しい?
ここまで読んでくださった方の中には、「じゃあ、やっぱりもう少し待った方がいいのかな」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。ですが、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
「最高値」をピンポイントで当てることはできない
もし仮に金がこれからも上昇を続けるとしても、その途中で「ここが天井です」というタイミングを狙って売ることは、プロの投資家でもほぼ不可能です。素人目線で「まだ上がるはず」と待ち続けた結果、気づいたら値下がりしていた、というのはよくある話なんです。
今後上がるとしても、一時的な下落は起こり得る
2026年の相場を振り返っても分かる通り、金は上昇していく過程でも、何度も大きな調整(値下がり)を挟んでいます。「上がる方向」と「今この瞬間の値動き」は、必ずしも一致しません。
「売る」か「持ち続ける」の二択ではなく、もうひとつの選択肢がある
実はここが、この記事でいちばんお伝えしたいポイントです。「今すぐ売る」か「10年待つ」かの二択で悩む必要はありません。「まず今の価値だけを知っておく」という、第三の選択肢があるんです。
売るか迷っているなら、まず「今いくらなのか」を知っておく
「金は10年後いくらになる?」と考える前に、実はもっと大事なことがあります。それは、ご自宅に眠っている金製品が、今どのくらいの価値なのかということです。ここが分からないままでは、10年後を考えても意味がありません。
査定額を知るだけでも、大きな意味がある
「査定してもらったら、売らないといけないんじゃないか」と思われる方は少なくありません。でも実際は、査定額を確認するだけでも十分に意味があります。今の価値を知っておくことが、これからの判断材料になるからです。
「査定=売却」ではありません
これは、ぜひ知っておいていただきたいことです。査定を受けたからといって、その場で必ず売らないといけない、というルールはありません。査定額を聞いたうえで、「今回は見送ろう」と判断していただいても、まったく問題ないんです。
査定額を聞いてから、ご家族と相談してもいい
「自分ひとりで決めていいものか分からない」という声もよく伺います。もちろん、査定額を確認したあとに、ご自宅に戻ってご家族とゆっくり相談していただいて大丈夫です。その場で結論を急ぐ必要はありません。
他店と比較してから決めていただいてもかまいません
「一店舗だけで決めてしまうのは不安」という方もいらっしゃると思います。もちろん、他店の査定額と比較してから決めていただいて構いません。じっくり比較検討したうえでのご判断こそ、後悔のない選択につながります。
Point
「もっと上がるかもしれない」と考えて持ち続けるのも、ひとつの考え方です。一方で、今の価値を知っておくことも、これからの判断材料になります。どちらが正解ということはありません。まずは知ることから、始めてみませんか。
「こんな金でも査定していいの?」よくある不安
金の買取と聞くと、「きれいな状態の、ブランドがはっきりしたものじゃないとダメなんじゃ……」と思われがちです。でも実際は、そうとは限りません。よくいただくご質問にお答えします。
Q. 古い金のアクセサリーでも大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。「古いから価値がない」というわけではありません。20〜30年前に購入されたものでも、まずは一度見せていただければと思います。
Q. 壊れたネックレスや、留め具が取れたものでも査定できますか?
A. はい、査定可能です。壊れているからといって、価値がゼロになるわけではありませんので、捨ててしまう前にぜひご相談ください。
Q. 石が付いている指輪でも見てもらえますか?
A. はい、問題ございません。石付きのジュエリーも査定対象になりますので、そのままお持ちいただいて大丈夫です。
Q. 片方だけのピアスでも査定してもらえますか?
A. はい、片方だけでも査定は可能です。「片方しかないから」と諦めず、まずはお持ちください。
Q. 刻印がよく分からないのですが、それでも金かどうか見てもらえますか?
A. もちろんです。ご自身で金かどうか判断できない状態でも構いません。専門のスタッフが確認いたします。
Q. 遺品整理で出てきた、詳細が分からないアクセサリーでもいいですか?
A. はい、大丈夫です。ご家族から譲り受けたもので詳しい情報が分からない場合でも、まとめて査定させていただけます。
金を初めて売る方が気になる「査定の流れ」
「買取店に行くのが初めてで、何をされるのか分からず不安」という声もよくいただきます。ここで簡単に流れをご紹介しますね。
- 品物をお持ちいただく……箱や鑑定書がなくても、品物だけで査定できる場合があります。
- 素材・状態などの確認……スタッフが丁寧に確認させていただきます。
- 査定内容のご説明……どのように評価したか、分かりやすくお伝えします。
- 査定額のご提示……金額を確認していただきます。
- ご判断はお客様ご自身で……その場で売却するかどうかは、お客様にお決めいただきます。
この最後のステップがとても大切です。査定額を聞いたうえで、「今回はやめておきます」とおっしゃっていただいても、まったく問題ありません。無理に売却を勧めることはいたしませんので、安心してお越しください。
金相場の未来が分からない今だからこそ、「まず査定」という考え方
ここまで、専門家予想から日本円での価格の考え方、そして3つのシナリオまで見てきました。改めてお伝えしたいのは、「今すぐ売るべき」でも「絶対に待つべき」でもない、ということです。
大切なのは、未来を当てることではなく、今の自分の金がどれくらいの価値なのかを知ったうえで、ご自身のペースで判断していただくことです。ご自宅に眠っている金製品を、一度整理してみるいい機会かもしれませんね。
今日のまとめ
- 金の未来を一点で予想することは、専門家でもできません。だからこそ「今の価値」を知ることに意味があります。
- 日本の金価格は、海外の金価格だけでなく為替の影響も受けます。「金が上がる=日本での買取価格が上がる」とは限りません。
- 査定はあくまで「価値を知る手段」です。査定を受けたからといって、必ず売らなければいけないわけではありません。
Boutique Info
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※本記事で紹介した価格予想・シナリオは、各金融機関・調査機関が公表している情報をもとにした一般的な見通しであり、将来の価格を保証するものではありません。実際の買取価格は、当日の相場や品物の状態により異なります。
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