歯科用の金属は、金などの最低限の含有率が材料ごとに決まっています!!入れ歯の金具に使う14カラット金合金の線は金58.33%以上、金銀パラジウム合金は金12%以上です😊

⭐金より銀のほうが多い歯科用の合金がある
歯科用の金銀パラジウム合金は日本産業規格(JIS)で金12%以上、銀40%以上、パラジウム20%以上と決まっています。金12%以上とは、合金全体の12%以上を金が占めるという最低ラインを指します。製品の例では、金12%、パラジウム20%、銀50%で、いちばん多いのは銀です。残りは銅17%と亜鉛1%で、金は全体の1割ほどにあたります。
同じ金属でも熱を加える処理で、軟らかい状態と硬い状態を作り分けられます。規格では、軟らかい状態が第1種、硬い状態が第2種です。硬さを表すビッカース硬さは数字が大きいほど硬く、規格の範囲は第1種で90から160、第2種で200から320です。製品の例では、軟らかい状態が110、硬い状態が220で、熱処理で硬さが2倍になります。
製品の例では、用途は詰め物のインレーや被せ物のクラウンなどです。製品の説明では金属どうしをつなぐろう付けに、歯科用の金銀パラジウム合金ろうを使います。そのろうにもJIS規格があり、金15%以上、金とパラジウムの合計30%以上、銀30%以上です。変色試験では、軟らかい状態でも硬い状態でも、変色しませんでした💡
⭐素材の値動きで見直される歯科用の金属
歯科用の金属の素材になる金・銀・パラジウムは、市場の値動きの影響を受けやすい材料です。通常の診療報酬改定のほかに、改定の合間にも告示価格を見直す随時改定があります。令和2年には、値動きの激しさにすばやく対応できないという指摘があり、見直しの回数が増えました。令和4年には、ウクライナ情勢で素材が値上がりし、特例の緊急改定もありました。
令和4年4月からは、値動きの大きさにかかわらず、1月、4月、7月、10月に見直す形へ変わっています。令和6年時点の素材の価格は、金・銀・パラジウムそれぞれの取引価格の平均に、合金に含まれる割合をかけて割り出す方式です。取引価格は、前回の改定以降から、改定の2か月前までの期間のものを使います。その見直しの対象になる主な区分は、素材の含有率の条件とともに決まっています。
• 14カラット金合金(詰め物用・入れ歯の金具用)
• 14カラット金合金の金具用の線(金58.33%以上)
• 金銀パラジウム合金(金12%以上)
• 金銀パラジウム合金ろう(金15%以上)
• 銀合金(銀60%以上)
歯科用の金属は素材の含有率の違いで区分され、市場の動きに合わせた見直しの対象です。金の割合が材料ごとに大きく違うため、歯科用の金属は呼び名ひとつでは中身を言い切れません💧
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