価値の高いタンザナイトとは? 希少性・色・サイズ・査定ポイントを徹底解説【いちふじ新城】

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タンザナイト ダイヤ リング Pt900 12.70ct

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価値の高いタンザナイトとは?
希少性・色・サイズ・査定ポイントを徹底解説

「家にあるタンザナイトのリング、実はどれくらいの価値があるんだろう?」「鑑別書がないけど売れるのかな…」――そんな風に思ったことはありませんか?

結論からお伝えすると、タンザナイトの価値は「色の濃さ」「透明度」「カットの良し悪し」「カラット数(サイズ)」の4つで大きく変わります。同じ「タンザナイト」という名前でも、評価される個体とそうでない個体の差はかなり大きいんです。

この記事では、タンザナイトの基礎知識から、なぜ高く評価される石とそうでない石があるのか、そして査定時にチェックされるポイントまで、買取の現場目線でわかりやすく解説していきます。鑑別書がない方、傷が気になる方も、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

タンザナイトとはどんな宝石?まずは基本のおさらい

まず「タンザナイトって、そもそも何の石?」というところから整理していきましょう。たとえば、ご実家を整理していて「青紫っぽい石のリングが出てきたけど、これって何の石だろう」という佐藤さんのようなケースも多いですよね。

タンザナイトは、ゾイサイトという鉱物の青紫〜青藤色の変種です。サファイアやルビーのような「コランダム」という鉱物グループとはまったく別物で、化学的にもタンザナイト独自のグループに属しています。難しく聞こえますが、「ゾイサイトという石の中で、特にきれいな青紫色をしたものがタンザナイトと呼ばれている」とイメージしてもらえればOKです。

そしてタンザナイトは、12月の誕生石としても知られています。トパーズやターコイズと並ぶ12月の誕生石のひとつで、「冬生まれの人への贈り物」として選ばれることも多い宝石です。誕生石としての認知が広がったのは2002年と、実はそれほど古い話ではありません。

💡 ここだけ覚えておけばOK

タンザナイト=「ゾイサイトの青紫の宝石」「12月の誕生石」「比較的新しい宝石」の3点セットで覚えると、お客様に説明するときもスッと伝わります。

「新しい宝石」というのもポイントです。ルビーやサファイアは古代から知られていますが、タンザナイトが発見されたのは1967年。宝石としての歴史でいうと、まだ60年ほどしか経っていません。つまり、私たちのおじいさん・おばあさん世代がちょうど生まれた頃に見つかった、比較的若い宝石なんです。

もうひとつ知っておきたいのが、硬度(こうど)という指標です。これは「どれくらい傷つきにくいか」を表す数値で、タンザナイトはモース硬度でいうと6〜7程度。ダイヤモンド(10)やサファイア・ルビー(9)と比べると、やや柔らかめの宝石です。「華やかで存在感はあるけれど、扱いには少し気を使ってあげたい石」というのが、タンザナイトの正しい付き合い方だと思っておいてください。

たとえば、「昔買ったタンザナイトのリング、まだ価値があるのかな」と感じている方も多いはずです。ですよね、何十年も前に購入したものだと、今の市場でどう評価されるのか想像しづらいものです。実は、タンザナイトは古いから価値が下がるという宝石ではありません。むしろ、色や透明度、サイズといった石そのものの個性が評価の中心になるので、購入時期が古いかどうかはそれほど関係がないんです。この点は、後の章でもう少し詳しく解説していきます。

タンザナイトは何に使われる宝石なのか

「タンザナイトって、結局どんな場面で使われているの?」という疑問にもお答えしておきます。主な用途は、リング(指輪)、ネックレス、ピアス・イヤリング、ペンダントといったジュエリー全般です。色味が華やかなので、シンプルなデザインでも存在感が出やすく、フォーマルな場でも普段使いでも活躍しやすい宝石です。

また、研磨されただけでまだ枠に留められていない状態の石を「ルース」と呼びます。リフォーム(リメイク)を前提に、ルースの状態で取引されることも多く、買取の現場でもルース単体での持ち込みは珍しくありません。


タンザナイトの希少性|なぜ「世界で一か所」と言われるのか

タンザナイトの価値を語るうえで欠かせないのが、産地の希少性です。これはタンザナイトという宝石の根っこにある一番大きな特徴と言ってもいいでしょう。

商業採掘できる場所が、世界で一か所だけ

タンザナイトは、タンザニア北部のメレラニ地区でしか商業的に採掘されていません。1967年、現地のマサイの方が最初の結晶を見つけたことが発見のきっかけとされています。世界中を探しても、まとまった量が採れる場所はここ一か所だけ。ダイヤモンドのように複数の国で採掘される宝石と比べると、供給の限定性は段違いです。

「他の場所でも見つかるんじゃないの?」と思う方もいるかもしれません。ですが実際には、ジュエリーとして流通するレベルのタンザナイトは、ほぼすべてがこのメレラニ産です。産地がひとつしかないということは、政治情勢や採掘状況の変化によって供給量が大きく左右されやすいということでもあります。これが、タンザナイトの希少性を語るときによく出てくる理由です。

Tiffany & Co.が広めた、ブランド由来の名前

名前の由来も面白いポイントです。発見されたゾイサイトの新種に「タンザナイト」と名付けたのは、なんとTiffany & Co.(ティファニー)。タンザニアという国名にちなみ、1968年に世界市場へ大々的に売り出しました。産地の国名がそのまま宝石名になり、世界的なブランドのマーケティングによって一気に広まった——これは宝石の歴史の中でもかなり珍しい成功例です。

💡 査定で大事な視点

「産地が限られている=なくなったら手に入りにくい」という構造が、タンザナイトの希少石としての評価を支えています。だからこそ、状態の良い大粒のタンザナイトは、査定の場でもしっかり見られるポイントになるんです。

産地が価値にどう影響するのか

宝石の世界では、「どこで採れたか」という産地情報そのものが価値の一部になることがあります。タンザナイトの場合、産地がそもそも一か所しかないので、「産地による価格差」というよりも、「その産地自体が貴重」という構造になっているのが特徴的です。サファイアやルビーのように複数の産地が存在し、産地ごとに評価が分かれる宝石とは、少し違ったタイプの希少性だと考えるとイメージしやすいかもしれません。

「資産性も意識して宝石を選びたい」という方にとっては、この「供給源がひとつしかない」という構造は知っておく価値があります。需要が増えても、急に供給量を増やすことが難しい宝石だからこそ、状態の良い個体は長期的に見ても注目されやすい立ち位置にあると言えるでしょう。

こぼれ話

実は、採れたばかりのタンザナイトの原石は、多くが茶色っぽい色をしています。あの美しい青紫は、その後の加熱処理によって引き出されることが一般的なんです。「自然のままの茎色の石から、宝石としての輝きが完成する」というストーリーは、お客様への説明でも好評な小話のひとつです。


タンザナイトの色の魅力と多色性という不思議な性質

「同じ石なのに、見る角度で色が違って見える」——これ、実はタンザナイトならではの面白い特徴なんです。専門的には多色性(たしょくせい)と呼ばれる性質で、噛み砕いて言うと「光の入り方や見る方向によって、色の出方が変わる」ということです。

タンザナイトは、見る方向によって青・紫・赤紫といった複数の色が現れます。たとえば、テレビの画面を真正面から見るのと、斜めから見るのとで映り方が少し違って見えることがありますよね。タンザナイトの多色性も、似たような感覚でイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。

評価が高いのは「深い青紫〜青藤色」

色の評価という観点では、深く飽和した青紫色、または青みの強い紫色(ブルーバイオレット)が最も価値が高いとされています。逆に、色が薄く、白っぽさが混じったような淡い色合いは、市場に多く出回っているぶん、評価としては控えめになりがちです。

「色が濃いタンザナイト」と「色が薄いタンザナイト」、見比べてみると印象がまったく違います。濃い色のものは存在感があり、宝石としての満足感も高いですよね。だからこそ、査定の場でも色の濃さは最初にチェックされる大事な要素になっています。

カットの仕方で色の見え方が変わる

多色性があるということは、原石をどの向きでカットするかによって、完成した石の色も変わってくるということです。職人さんがどの角度で石を取るかによって、同じ原石からでもまったく違う表情のタンザナイトが生まれます。これはまさに「職人の腕で石の顔つきが変わる」という、タンザナイトらしいエピソードのひとつです。

カットの形にも触れておきましょう。タンザナイトでは、クッションカットやオーバルカットといった、角が丸みを帯びた形状が一般的です。これは、多色性をうまくコントロールしながら、できるだけ深い色合いを引き出すための工夫だと考えられています。査定の際にも、「どの形にカットされているか」「色が均一に見えるか」は、ひとつのチェックポイントになります。

遺品整理で見つけた指輪が「サファイアなのかタンザナイトなのか分からない」と感じることもあるかもしれません。見た目が似ている宝石は他にもいくつかあるので、色味だけで自己判断するのは難しいケースが多いです。光に当てて角度を変えてみると、青と紫の両方の表情が見えるかどうかが、ひとつのヒントになることもあります。ただ、最終的な判断はやはりプロに見てもらうのが確実です。


価値の高いタンザナイトの条件【色・透明度・カット・サイズ】

ここが今回の記事の核心部分です。「結局、どんなタンザナイトが価値が高いの?」という疑問に、はっきりお答えしていきます。

結論から言うと、価値の高いタンザナイトは次の4つの条件がそろっている個体です。

① 色

深く飽和した青紫〜青藤色。淡い色は一般的で評価は控えめ。

② 透明度

目立つ内包物(石の中の異物)が少なく、クリアであること。

③ カット

プロポーションが良く、色がきれいに見える仕立てになっていること。

④ カラット(サイズ)

5ct(カラット)を超えると、色の深みが出やすくなる傾向。

なぜ「5ct以上」がひとつの目安になるのか

カラットというのは宝石の重さの単位で、1ct=0.2gです。タンザナイトの場合、小粒だと色が薄く見えやすく、5ctを超えるくらいのサイズになると、深みのある色合いが出やすくなる傾向があります。つまり「大粒であること」自体が、色の見え方の面でも有利に働きやすいということですね。

これは「大きいから単純にお得」という話ではなく、サイズが大きいほど、もともとタンザナイトが持っている色の美しさが発揮されやすいという構造的な理由があります。資産性も意識したいという高橋さんのようなタイプの方には、ここはぜひ知っておいてほしいポイントです。

逆に、評価が伸びにくい個体の特徴

一方で、次のような特徴がある個体は、同じ「タンザナイト」という名前でも評価が控えめになりやすいです。

  • 色が薄く、白っぽさが目立つ
  • サイズが小さい(1ct前後など)
  • 目立つ内包物や濁りがある
  • カットのバランスが悪く、色が沈んで見える

「うちのタンザナイトはどっちのタイプなんだろう?」と気になった方は、無理に自分で判断しようとせず、実物を見てもらうのが一番確実です。写真だけでは色の深みや透明感が伝わりづらいので、ここはプロの目で確認するのがおすすめですよ。

「サイズが大きいほど高い理由」をもう少し噛み砕くと

たとえば、薄い水を入れたグラスと、濃いジュースを入れたグラスを想像してみてください。量が少ないと色の濃さが分かりにくいですが、量が増えるほど色がはっきり見えてきますよね。タンザナイトの色の出方も、これに近いイメージです。石の厚みが増えるほど、光が通る距離が長くなり、結果として色が濃く深く見えやすくなる——これが「タンザナイトはなぜ高い理由のひとつに、サイズが関わってくるのか」というメカニズムです。

もちろん、ただ大きいだけでは不十分です。色が薄く、内包物が目立つ大粒の石よりも、色が濃く透明感のある中粒の石のほうが、結果として高く評価されることもあります。「大きさ」と「色・透明度」は、それぞれ別の評価軸として、両方を見ていく必要があるということです。


加熱処理は価値を下げる?タンザナイトと処理の関係

「処理されている石って、なんだか価値が低そうなイメージがある」——そう感じる方は意外と多いです。でも、タンザナイトに関しては、その心配はあまり必要ありません。

そもそも、なぜ加熱するのか

タンザナイトの原石は、もともと茶色っぽい色をしていることがほとんどです。これを加熱することで、あの美しい青紫色が引き出されます。つまり、加熱処理は「色を偽る」ためのものではなく、その石が本来持っている色味を表に出してあげるための処理なんです。

市場に流通している青いタンザナイトの多くは、この加熱処理を経たものです。業界では当たり前に行われている標準的な工程であり、「加熱処理=マイナス評価」とは限らないというのが実情です。引き出された青紫の色は安定していて、その後も色合いが変わりにくいとされています。

💡 覚えておきたいポイント

「加熱処理=偽物」ではありません。タンザナイトの色の美しさを引き出すための、一般的で標準的な工程と考えてOKです。査定でも、処理の有無だけで大きく評価が変わるわけではなく、結果として出来上がった色や透明度のほうが重視されます。

お手入れと保管時の注意

タンザナイトは硬度(傷つきにくさの指標)が6〜7程度で、ダイヤモンドやサファイアと比べるとやや繊細な石です。日常使いのリングの場合、ぶつけたり擦れたりしないよう、少し気を使ってあげるとよいでしょう。お手入れは柔らかい布や、ぬるめの石けん水でやさしく洗うのが安心です。超音波洗浄機やスチームクリーナーは避けたほうが無難です。

保管する際は、他の宝石とぶつかり合わないよう、できれば個別に布や袋に入れておくのがおすすめです。硬度の高いダイヤモンドと一緒に同じケースに入れてしまうと、知らないうちにタンザナイトの表面に擦れキズがついてしまうことがあります。長く大切に使いたい方は、ぜひこの点を意識してみてください。


タンザナイトの需要|ジュエリー・コレクター・誕生石それぞれの視点

「タンザナイトって、今でも人気があるの?」という疑問、もっともですよね。ここでは需要を3つの視点に分けて見ていきましょう。

① ジュエリーとして「使いたい」需要

リング、ネックレス、ピアスなど、身につけて楽しむための需要です。タンザナイトの青紫は華やかで、サファイアやアメジストとも違う独自の存在感があります。プラチナやK18の枠と合わせたデザインも多く、見た目の魅力で選ばれることが多い層です。

② 珍しさを「集めたい」コレクター需要

色の出方や産地、カットの個性など、「一点物」としての魅力に惹かれる層もいます。特に色の濃さや透明感に優れた個体は、こうしたコレクター的な視点からも注目されやすいです。

③ 12月誕生石としての需要

誕生石としての需要も見逃せません。冬生まれの方への記念日ギフトとして選ばれることが多く、「意味づけ」がある分、需要が安定しやすい側面があります。

ここまでをまとめると、タンザナイトは「誰でも気軽に買う量産的な石」ではなく、「良い個体が選ばれる石」として成熟してきた、という見方が現場感覚としては正確です。色が濃く、サイズの大きい、状態の良い個体ほど、こうした需要のどの層からも注目されやすくなります。

他の青紫系の宝石とどう違うのか

「タンザナイトって、アメジストやサファイアと何が違うの?」と聞かれることもよくあります。アメジストは紫水晶のことで、紫色の宝石としては比較的手に入りやすく、価格帯もタンザナイトとは大きく異なります。サファイアはコランダムという別の鉱物グループに属し、硬度もタンザナイトより高めです。タンザナイトの個性は、「世界で一か所でしか採れない希少性」と「多色性による表情の変化」という、他の青紫系の宝石にはない組み合わせにあると言えるでしょう。

こうした違いを知っておくと、「自分が持っている石が何なのか分からない」という佐藤さんのようなケースでも、見分けるヒントになります。とはいえ、見た目だけでの判別は専門家でも難しい場合があるので、最終的にはやはり実物を確認してもらうのが安心です。


査定で実際に見られるポイントとよくある失敗あるある

では実際に査定の場では、どこをチェックしているのでしょうか。ここでは現場目線でのチェックポイントを整理します。

✓ 査定でチェックする主な項目

  • 石の色の濃さ・深み
  • カラット数(サイズ)
  • 透明度(内包物の有無)
  • 欠け・キズ・爪の緩みなどのダメージ
  • 枠の素材(プラチナ・K18など)と地金部分の状態
  • デザイン性やブランドの有無
  • 鑑別書・保証書・箱などの付属品

あるある①:「鑑別書がないから査定できない」と思い込んでしまう

これ、実はよくある誤解です。鑑別書がなくても査定自体は可能です。プロが実物を見て、色・透明度・サイズなどから判断できるので、「書類がないから無理かも」と諦めて持ち込まないのは、もったいないケースです。

あるある②:傷があるからゼロ評価だと思ってしまう

欠けやキズは査定上マイナス要因にはなりますが、それで価値がゼロになるわけではありません。石全体のサイズや色の良さ、枠の地金価値などを含めて総合的に見るので、「傷があるからどうせ売れない」と決めつけずに、まずは見てもらうのがおすすめです。

あるある③:「何の石か分からない」まま処分してしまう

遺品整理やご実家の整理で見つかった宝石は、何の石か分からないことも多いですよね。タンザナイトは見た目がサファイアやアメジストと似ていることもあり、自己判断が難しい石のひとつです。捨てる前に、まずプロに見てもらうことを強くおすすめします。

あるある④:枠の地金だけを見て判断してしまう

「プラチナだから、それなりに価値があるはず」と地金の部分だけで判断してしまうのも、よくあるケースです。実際には、枠の地金価値と、留まっている石の価値は別々に評価されます。場合によっては、地金よりも石そのものの評価のほうが大きな割合を占めることもあります。見た目の印象だけで判断せず、両方をきちんと見てもらうのが大切です。

こうした「あるある」は、知っているだけで持ち込み前の不安がかなり軽くなります。鑑別書がない、傷がある、何の石か分からない——どの状況であっても、まずは見てもらうところから始めれば大丈夫です。


実例で見る|Pt900×12.70ctタンザナイトリングのケース

ここまでの内容を、実際のジュエリーに当てはめてみましょう。たとえば「Pt900のプラチナ枠に、12.70ctの大粒タンザナイトが留まったリング」という品物があった場合、どんな視点で見ればいいのでしょうか。

まず枠の「Pt900」について

Pt900というのは、純プラチナ90%・その他の金属(割金)10%で作られていることを示す表記です。プラチナの中でもジュエリーに使われる代表的な配合のひとつで、地金としての価値もしっかり持っています。

主役は「12.70ct」というサイズ感

この記事の中でもお伝えしてきた通り、タンザナイトは5ctを超えると色の深みが出やすくなる傾向があります。12.70ctというのは、そのクラスを大きく超えた、十分に見栄えの出やすいサイズ感です。実際に手に取ると、その存在感は一目で分かるはずです。

💡 このリングの見どころ3つ

  1. 希少性:産地が世界で一か所しかない宝石であること
  2. 存在感:12.70ctという大粒であること
  3. コンディション:色の濃さに加え、欠けやキズの有無も評価に影響すること

このように、Pt900という地金の価値も大切ですが、このリングの場合は「12.70ctという大きさのタンザナイトそのもの」が主役として見られます。硬度がダイヤやサファイアよりやや低めなので、爪の緩みや表面の擦れがないかどうかも、合わせてチェックされるポイントです。

「自分の持っているリングも、こういう見方で評価されるのかな」と気になった方は、ぜひ一度実物を見せてください。写真だけでは伝わらない色の深みや透明感も、実際に光に当てながら確認できますよ。

なぜこのリングを例に出したのか

このPt900×12.70ctのリングを例に挙げたのは、「希少性」「色」「サイズ」「コンディション」という、この記事でお伝えしてきた評価のポイントが、すべてひとつの品物に詰まっているからです。タイトルにある「希少性・色・サイズ・査定ポイント」という4つの要素を、実際のジュエリーに当てはめて考えると、より具体的にイメージしやすくなると思います。

逆に言えば、もし手元にあるタンザナイトのジュエリーが、このリングほどの大粒でなかったとしても、評価がまったくないということではありません。色の濃さやカットの良さ、地金の状態などを含めて、総合的に見ていくのが査定の基本姿勢です。サイズだけにとらわれず、いろいろな角度から見てもらうことをおすすめします。


鑑別書がない・傷がある場合はどうすればいい?

ここまで読んで「うちのはたぶん条件が良くないかも…」と感じた方もいるかもしれません。ですが、心配しすぎなくて大丈夫です。ここで5W2Hの視点で整理してみましょう。

誰が(Who)

どなたでも、初めての方でもご相談いただけます。

何を(What)

タンザナイトのリング・ネックレス・指輪・ルース(裸石)など。

いつ(When)

営業時間内であれば、予約不要でいつでもお越しいただけます。

どこで(Where)

ピアゴ新城店内の店頭、またはご自宅への出張買取でも対応可能です。

なぜ(Why)

眠っているジュエリーの価値を、正しく知っていただくためです。

どのように(How)

専門スタッフが実物を見て、色・サイズ・状態を丁寧に確認します。

鑑別書がない場合でも、ご相談いただけます。実物を見れば、色合いやカット、サイズなどから判断できることがほとんどです。「書類がないから無理だろう」と思い込まず、まずは気軽にお声がけください。

欠けやキズがある場合も同様です。状態によって評価が変わることはありますが、それで査定自体ができないということはありません。壊れたリングや、爪が緩んでしまっている指輪なども、まずはご相談いただければと思います。

「安く買い叩かれたくない」という気持ちは、とても自然な感情です。だからこそ、査定の場では石の価値と地金の価値、それぞれをきちんと分けて、その場でご説明しながら進めるようにしています。何を見て、どう評価したのかが分かれば、納得感を持って判断していただけるはずです。

「何の石か分からない」「まとめて整理したい」という場合も大丈夫です。ジュエリーは1点からでも査定可能ですし、ご実家やご自宅にまとまった量がある場合は、まとめてのご相談も歓迎しています。


第10章 ▲ 目次へ

まとめと、次にやってみてほしいこと

📝 3行まとめ

① タンザナイトの価値は、色の濃さ・透明度・カット・カラット数(サイズ)の4つで大きく変わります。

② 産地が世界で一か所しかないという希少性、12月誕生石としての需要も、評価を後押しする要素です。

③ 鑑別書がない、傷がある、何の石か分からない――そのどれも、査定をあきらめる理由にはなりません。

タンザナイトは「誰でも気軽に買う量産的な宝石」ではなく、「色が濃く、サイズが大きく、状態の良い石が評価される宝石」です。逆に言えば、ご自宅にあるタンザナイトがどちらのタイプなのかは、実物を見てみないと分からないということでもあります。写真や記憶だけで判断してしまうのは、ちょっともったいないかもしれません。

次にやってみてほしいことを、簡単にまとめておきますね。

✓ 次にやってみてほしいこと

  • 鑑別書がなくても、まずはそのまま店頭にお持ちください
  • 欠けやキズが気になる場合も、状態をそのまま見せてください
  • 1点だけでも、まとめてでも、お気軽にご相談ください
  • 外出が難しい場合は、出張買取もご利用いただけます

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